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【2025年版】ナレーター事務所おすすめ8選!選び方も徹底解説
公開日:2025年06月03日
「ナレーターになりたいけど、事務所に所属する必要はある?」
「ナレーターの仕事に憧れているけど、どの事務所を選べばいいかわからない」
そんな不安や疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
ナレーター事務所には、初心者を歓迎する養成制度が整ったプロダクションから、経験者向けの本格派、宅録にも対応する柔軟な事務所まで、さまざまな選択肢があります。
この記事では、未経験者・社会人・シニアの方にもチャンスがあるおすすめのナレーター事務所8社を厳選してご紹介します。それぞれの事務所の特色や選び方のポイントもあわせて解説しますので、「本気でナレーターとしての一歩を踏み出したい」ときのガイドとしてぜひ参考にしてください。
目次
- 1ナレーター事務所とは?
- ナレーター事務所はナレーターの活動を支える運営拠点
- 案件獲得・マネジメント・育成支援
- 2ナレーター事務所に所属するには?
- 3おすすめのナレーター事務所8選
- 1. 大沢事務所
- 2. 俳協
- 3. プロースト
- 4. CUVE
- 5. アクセント
- 6. ジョイスタッフ
- 7. TCP Artist
- 8. 長良プロダクション
- 4ナレーター事務所を選ぶときの3つのポイント
- 1. どのようなジャンルのナレーション案件に強いかチェックする
- 2. 所属タレントの実績や人数から競争環境を見極める
- 3. 契約形態や報酬体系を必ず確認する
- 5ナレーター事務所に関するよくある質問
- ナレーターになるには事務所への所属は必須?
- 未経験・40代からでもナレーターになれる?
- 在宅ナレーションや宅録でも事務所に所属できる?
- 6あなたに合ったナレーター事務所を選んで夢への一歩を踏み出そう
ナレーター事務所とは?

ナレーター事務所は、ナレーターの活動を支え、キャリアを築くための大切な拠点です。ここでは、ナレーター事務所が果たす役割や、具体的なサポート内容について詳しく解説していきます。ナレーターを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
なお、ナレーターになる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
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2025年05月29日
ナレーターになるには?基本のステップ・向いている人や年収を解説

ナレーター事務所はナレーターの活動を支える運営拠点
ナレーターにとって、活動の土台となるのがナレーター事務所です。ナレーター本人に代わって、仕事の斡旋やスケジュール管理、契約交渉などを担い、表現活動に集中できる環境を整えてくれます。
たとえば、番組制作会社や広告会社などが「こんな声のタレントがほしい」とナレーター事務所に依頼するケースは少なくありません。そのため、個人で活動するよりも、事務所に所属する方が出演のチャンスを得やすくなるでしょう。
ナレーターにとって事務所の存在は、継続的な活動を支える大きな支柱といえます。
案件獲得・マネジメント・育成支援
ナレーター事務所は、ナレーターがナレーションの世界で継続的に成長し、出演機会をつかむための強力なパートナーといえます。事務所は、タレントの育成やマネジメント、出演機会の提供を通じて、安定した活動を支える役割を担っているためです。
ナレーターは、専門学校や声優・ナレーター養成講座などでスキルを磨き、会社や事務所に所属して仕事を待つスタイルが一般的です。フリーランスとして安定して活動できるナレーターは一握りのため、多くは所属先の支援を受けながら出演や収録の機会を積み重ねていきます。
ナレーター事務所は、スキルの習得から案件獲得までを支え、ナレーターの長期的なキャリア形成を後押ししてくれる存在といえるでしょう。
ナレーター事務所に所属するには?
ナレーター事務所に所属する最も一般的な方法は、オーディションに応募して合格することです。多くのナレーターや声優が、スキルを身につけたうえで事務所やプロダクションの所属オーディションに挑戦しています。
たとえば、声優や俳優を含む総合タレント事務所や、ナレーションに特化した会社では、年に数回のペースで所属オーディションを開催しています。専門学校や養成所などでスキルを身につけ、オーディションに挑戦するのが王道のルートです。また、極めてまれではありますが、声の個性を評価されスカウトされるケースも存在します。
ナレーターとして出演のチャンスを得たい場合、信頼できる事務所や会社のオーディションに積極的に挑戦するのが現実的な第一歩です。
おすすめのナレーター事務所8選
ナレーターとして活躍するためには、自分に合った事務所を選ぶことが大切です。ここでは、実績や育成体制に定評のあるナレーター事務所を9社厳選してご紹介します。
- 大沢事務所
- 俳協
- プロースト
- CUVE
- アクセント
- ジョイスタッフ
- TCP Artist
- 長良プロダクション
事務所ごとに得意とするジャンルやサポート体制が異なるため、目指すキャリアに合った環境を選ぶ参考にしてください。
1. 大沢事務所

画像引用:大沢事務所公式サイト
大沢事務所は、信頼と実績を兼ね備えたプロダクションです。声優・俳優・ナレーター・タレントなど、多様なジャンルのタレントをマネジメントし、テレビや映画、CM、イベントなどへの出演機会を提供しています。
会社名 | 株式会社大沢事務所 |
---|---|
設立 | 1984年4月7日 |
所属ジャンル | 声優、俳優、ナレーター、タレント |
所属人数 | 171名 ※2025年6月時点 |
主な活動分野 | テレビ、映画、CM、イベントなどのマスメディア |
主な提供サービス | キャスティング、マネジメント、育成支援などのトータルマネジメント |
出典:大沢事務所|会社概要
創設者の大澤和男氏は、1960年代の吹き替え黎明期からマネジメントに関わり、声優業界の基盤を支えてきました。大沢事務所はナレーターとして活躍の場を広げたい人にとって、経験・育成・出演のチャンスを得やすい、安心して所属できる事務所といえるでしょう。
2. 俳協

画像引用:俳協公式サイト
俳協は、安心して成長を目指せる事務所です。東京都認可の協同組合型プロダクションとして、組合員の生活向上と芸能文化の発展を理念に掲げ、幅広い分野で人材育成に力を入れています。
会社名 | 俳協(東京俳優生活協同組合) |
---|---|
設立 | 1960年5月29日 |
所属ジャンル | 俳優、声優、ナレーター |
所属人数 | 320名 ※2025年6月時点 |
主な活動分野 | テレビ、舞台、アニメ、ナレーション |
主な提供サービス | マネジメント、キャスティング、人材育成 |
出典:俳協|俳協について
俳協が運営する声優・ナレーターの養成機関「俳協ボイス」からは多くの卒業生がプロとしてデビューしており、業界の登竜門となっています。俳協は信頼性と育成力を兼ね備えた、ナレーター志望者にとって心強い事務所です。
3. プロースト

画像引用:プロースト公式サイト
プローストは育成と実績の両面で信頼できる芸能プロダクションです。ナレーターやリポーターなど、幅広いジャンルの人材を育成・マネジメントし、多くの出演実績と強固な取引先のネットワークを持っています。
会社名 | 株式会社プロースト |
---|---|
設立 | 2006年1月10日 |
所属ジャンル | ナレーター、役者、リポーター、キャスター、司会、講師 |
所属人数 | 情報なし |
主な活動分野 | テレビ、CM、舞台、映画、イベント、ラジオ、講演 |
主な提供サービス | 育成、マネジメント、キャスティング、イベント司会、講師派遣 |
出典:プロースト|会社概要
プローストでは、初心者からプロ志向まで幅広い人材の育成体制が整っており、テレビ・CM・イベントなど多方面で活躍するナレーターやキャスターを数多く輩出しています。約60社との取引実績もあり、メディアとの強いネットワークも魅力です。
プローストは、スキルアップとチャンスの両面を支えてくれる心強い事務所といえるでしょう。
4. CUVE

画像引用:CUVE公式サイト
CUVEは、マネジメントと育成の両面で優れたサポートを提供する事務所です。ナレーター・声優の育成とマネジメントを専門におこないながら、テレビ・CM・WEB動画など幅広いジャンルで活躍する所属タレントを数多く抱えています。
会社名 | 有限会社CUVE |
---|---|
設立 | 2005年7月25日 |
所属ジャンル | ナレーター、声優 |
所属人数 | 情報なし |
主な活動分野 | TV、CM、WEB動画、VP、出版、商業施設企画など |
主な提供サービス | マネジメント、育成、番組制作、音楽構成、出版物制作など |
出典:CUVE
CUVEでは、ナレーションに特化した育成プログラム「OPAL WORKSHOP」を運営しており、初心者からでも着実にスキルを磨ける環境が整っています。
また、20〜40歳を対象とした未経験者向けオーディション「NEWCOMER」も実施しており、新人発掘にも積極的です。
CUVEは、現場経験を重ねながらナレーター・声優として成長していきたい方に理想的な環境が整った専門事務所といえるでしょう。
5. アクセント

画像引用:アクセント公式サイト
アクセントは、信頼と実績を兼ね備えた老舗プロダクションです。創立以来、テレビ・CM・アニメなど、幅広いジャンルで活躍するプロフェッショナルが多数所属し、安定した出演実績を築いています。
会社名 | 株式会社アクセント |
---|---|
創立 | 1987年5月28日 |
所属ジャンル | 声優、ナレーター |
所属人数 | 情報なし |
主な活動分野 | CMナレーション、番組ナレーション、VP、外画吹替、アニメーション |
主な提供サービス | 声優・ナレータープロダクション |
出典:アクセント|会社情報
アクセントは、経験を重ねながら安定してナレーター・声優として活躍していきたい、非常に心強い事務所といえるでしょう。
6. ジョイスタッフ
ジョイスタッフは、アナウンサーやナレーター、リポーターなどのマネジメントを専門とした、実績と信頼のある事務所です。
会社名 | 株式会社ジョイスタッフ |
---|---|
設立 | 1995年9月19日 |
所属ジャンル | キャスター・リポーター・ナレーター |
所属人数 | 情報なし |
主な活動分野 | テレビ、ラジオ、インターネット番組 |
主な提供サービス |
|
出典:ジョイスタッフ|会社概要
ジョイスタッフでは、多岐にわたる分野での活動支援をおこなっています。業界内でも信頼が厚く、数多くの放送局と長年の取引実績を持つ点も強みです。
ジョイスタッフはナレーターやキャスターとして幅広くメディアに関わりたい方に、頼れる事務所といえるでしょう。
7. TCP Artist

画像引用:TCP Artist公式サイト
TCP Artistは、現場力と即戦力を重視する実践的なプロダクションです。テレビ制作会社のノウハウを活かし、MCタレントやナレーターをはじめとする多彩な人材を育成・マネジメントしています。
会社名 | 株式会社TCP |
---|---|
設立 | 1987年9月4日 |
所属ジャンル | MC・キャスター・ナレーターなど |
所属人数 | 65名 ※2025年6月時点 |
主な活動分野 | テレビ、ラジオ、イベント司会 |
主な提供サービス | キャスター、リポーター、MC、ナレーターなどのマネジメントおよびキャスティング |
TCP Artistは、実践型の育成を経て現場で即戦力として活躍できる環境です。また、ナレーションやリポーター業務だけでなく、アスリート・文化人などのコメンテーターのマネジメントにも力を入れており、活動領域は多岐にわたります。
TCP Artistは、メディア出演を目指す人にとって魅力的な事務所です。
8. 長良プロダクション
長良プロダクションは、長年の信頼と実績を持つ老舗事務所です。1963年の設立から長きにわたり、歌手やタレント、音楽家、ナレーターのマネジメントを幅広く手がけ、さまざまな活動機会を提供しています。
会社名 | 株式会社 長良プロダクション |
---|---|
設立 | 1963年 |
所属ジャンル | 歌手・タレント・ナレーターなど |
所属人数 | 情報なし |
主な活動分野 | 司会、リポーターなど |
主な提供サービス |
|
出典:長良プロダクション
長良プロダクションでは、歌手やタレントのみならず、音楽家やナレーターに対しても幅広い活動支援をおこなっており、安定したマネジメント体制を強みとしています。テレビ・ラジオ・イベント出演に加え、ナレーション分野にも対応しているため、声の仕事を志す方にもチャンスが広がっています。
長良プロダクションは歴史と実績に裏打ちされた環境で、芸能活動を着実にステップアップさせたい方に心強い事務所といえるでしょう。
ナレーター事務所を選ぶときの3つのポイント

ナレーター事務所に所属したいと考えたとき、どの事務所を選ぶかによって今後のキャリアは大きく変わります。ここでは、ナレーター事務所を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントをわかりやすく解説します。
- どのようなジャンルのナレーション案件に強いかチェックする
- 所属タレントの実績や人数から競争環境を見極める
- 契約形態や報酬体系を必ず確認する
ぜひ参考にして、納得できる事務所を選んでください。
1. どのようなジャンルのナレーション案件に強いかチェックする
ナレーター事務所を選ぶ際には、事務所がどのジャンルのナレーション案件に強いのかを事前にチェックすることが重要です。事務所によって得意とするジャンルが異なるため、自分の目指す分野と合っていないと、思うようにチャンスを得られない可能性があります。
たとえば、事務所によって以下のような違いがあります。
事務所の種類 | 特徴 |
---|---|
大手事務所 |
|
中小事務所 |
|
自分が目指したいナレーションの分野と、事務所の得意ジャンルが一致しているかを事前に確認しておくと、入所後のミスマッチを防ぎ、よりスムーズにキャリアを築けるでしょう。
2. 所属タレントの実績や人数から競争環境を見極める
ナレーター事務所を選ぶ際には、所属しているタレントの人数や実績を確認し、競争環境を見極めるのも重要です。事務所の規模や所属タレントの状況によって、自分に与えられるチャンスや求められる競争の厳しさが大きく変わるためです。
具体的な違いとしては、以下が挙げられます。
事務所の種類 | 特徴 |
---|---|
大手事務所 |
|
中小事務所 |
|
「スターを目指したいのか」「ナレーターの仕事を安定して続けたいのか」など、自分の目標に合わせて、競争環境も意識しながら事務所を選ぶことをおすすめします。
3. 契約形態や報酬体系を必ず確認する
ナレーター事務所を選ぶ際は、契約形態や報酬体系を事前にしっかり確認することが重要です。契約内容が不透明だと、後々トラブルに発展するリスクがあるためです。
必ず確認したいポイントは、以下のとおりです。
- 契約書の内容を細かく確認する
- 登録料やレッスン料などの初期費用の有無と金額を確認する
- 初期費用の用途や支払い先が明確に記載されているかをチェックする
- 不透明な費用請求や違約金条項がないかを確認する
契約前に条件の透明性をしっかり見極めると、安心してナレーター活動をスタートできる環境を選べるでしょう。
ナレーター事務所に関するよくある質問
ここでは、ナレーター事務所に関してよくある質問について、わかりやすく解説していきます。
- ナレーターになるには事務所への所属は必須?
- 未経験・40代からでもナレーターになれる?
- 在宅ナレーションや宅録でも事務所に所属できる?
ナレーターを目指すうえで知っておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ナレーターになるには事務所への所属は必須?
ナレーターとして活動するために、事務所への所属は必須ではありません。ナレーターには事務所所属で活動する人もいれば、フリーランスとして個人で仕事を得て活動している人もいます。
事務所に所属する場合とフリーランスの違いは、以下のとおりです。
所属 | 特徴 |
---|---|
事務所所属の場合 | オーディションに合格して所属し、事務所から提供される案件やオーディションを通じて仕事を得る |
フリーランスの場合 | 仕事探しや実績づくりをすべて自分でおこなう必要がある YouTubeなどを活用し、経験を積みながら活動することも可能 |
ナレーターとして活動するには、希望するジャンルや自分のスタイルに応じて、事務所に所属するかフリーで活動するかを選ぶとよいでしょう。
未経験・40代からでもナレーターになれる?
未経験や40代以降からでも、ナレーターを目指すことは可能です。ナレーションの世界では、年齢に応じた声の魅力が評価される場面も多く、幅広い年代が活躍しています。
近年では、30代・40代で活動を始める人や、セカンドライフとしてナレーターに挑戦する人も増えています。年齢を重ねた落ち着きのある声や、味わい深い語り口は、多くの現場で高く評価されており、実際に60代以上でも現役でナレーターとして活躍している人も少なくありません。
ナレーターの仕事は、年齢にとらわれず自分の声を活かして活躍できるチャンスが十分にあるといえます。
在宅ナレーションや宅録でも事務所に所属できる?
在宅ナレーターは、基本的にフリーランスとして活動するケースが主流です。ナレーターの仕事といえば、事務所所属が一般的でしたが、現在ではクラウドソーシングやSNS、ライブ配信の普及により、自宅で収録・納品できる在宅ナレーターの需要が大きく増えているためです。
現在は、事務所に所属しなくても、宅録設備さえあればフリーランスとしてナレーター活動を始められる時代になっています。
あなたに合ったナレーター事務所を選んで夢への一歩を踏み出そう
ナレーターとしての夢を叶えたいなら、まずは自分に合った事務所を見つけることが大切です。事務所ごとにサポート体制や得意分野はさまざまなので、あなたの目標やスタイルにぴったり合う環境がきっと見つかるはずです。
「ナレーションの世界に飛び込みたい」「声の力で誰かに想いを届けたい」という気持ちはあるものの、一歩踏み出すのが不安な方には、Voice Planet(ボイスプラネット)をおすすめします。
ボイスプラネットは事務所とは異なり、有名プロデューサーをはじめとしたプロのクリエイターと専属コーディネーターが一人ひとりをサポートし、自分なりの活動をバックアップするプロジェクトです。個性や魅力を最大限に活かして活動できるよう方向性を決め、あなただけの活動をサポートします。
プロのサポートを受けながらナレーションの実践経験を積めるため、未経験からでも安心して挑戦できます。興味のある方は、ぜひ無料の朗読審査にご応募ください。学生を除く20~49歳であれば、どなたでも参加可能です。
この記事が、あなたがナレーターとしての夢に近づくためのきっかけになれば幸いです。


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